砂糖の白さは、天然の結晶の色。
砂糖は大きくても小さくても一粒一粒きれいな単斜晶形の結晶になっています。
純度が高い砂糖ほど、結晶は無色透明です。これが白く見えるのは、 光が乱反射している
ためで、雪や細かく砕 いた氷が白く見えるのと同じ理由です。
稀に誤解してみえる方がいらっしゃいますが、漂白しているのではありません。
お砂糖は自然の恵み、大地の恵みです。

●上白糖

水分が保持されしっとりとしたソフトな感じと風味を持っています。
普通は白砂糖と言われています。料理用、菓子用、飲み物用と
して、幅広く使えます。
日本で使われている砂糖の約半分を占め、日本人の嗜好に
合わせて作られた特有の砂糖といえます。
欧米では生産されていません。
しっとりとしているのは結晶表面にビスコ(転化糖)をふりかけて
いるためです。グラニュ糖に比べると、結晶粒径が小さく
(0.1mm位)、水分、転化糖、灰分が多くなります。
そのため、甘味はグラニュ糖のように淡白でなく、多少甘味を
強く感じます。
転化糖の熱分解によるカラメル化や、アミノ酸とのメイラード反応に
よる着色が問題になる食品には通常使用しないようです。
●三温糖
上白糖よりも純度が低く、黄褐色で甘さも強く、特有の風味と
用途があります。
成分は蔗糖分が低く転化糖・灰分が多く煮もの、佃煮に
この三温糖は最適です。
強い甘さとコクが料理をよりおいしく仕上げます。
●グラニュー糖
上白糖より結晶粒径が比較的大きく、水分の少ないサラサラとした
蔗糖分の高い高純度の砂糖です。
くせのない甘さで、他の混合物の風味 を生かす・透明度を確保する
等の目的に適しています。
用途として飲料・キャンディー、チョコレート等菓子・野菜、果物
缶詰類・乳製品・料理 商材などあらゆる分野に使用されています。
ご家庭でコーヒーや紅茶を楽しむ時はこちらをお使い下さい。
●白双糖
グラニュー糖よりさらに結晶が大きく、無色透明で光沢があり、
糖度がほとんど100%の高級砂糖です。
高級菓子、クッキー、ゼリー、また果実酒を作るときなどに
使われています。
●中双糖
結晶の大きさは白ざら糖とほぼ同じで、黄褐色をしていますが、
純度の高い砂糖です。
一種独特の風味を持ち各種料理に使われます。


☆砂糖の性質
砂糖の一つの性質に、水によく溶けるため食品加工上様々な効用があります。
その性質とは、まず砂糖には保水性があり食品をやわらかくするだけでなく、泡の安定性もあり
メレンゲやホイップクリームの泡立ちを よくします。また酸化防止の作用で脂肪の酸化を防ぎ、
発酵性も良くパンをふっくら焼き上げます。
他にも香ばしい匂いとおいしそうな焼き色をつける、つやだし効果としても利用でき、果物中の
ペクチンを利用してジャムなどにも適しています。
また苦みや酸味を和らげ、 温度による変化によってもいろいろと性質が変わります。
このように砂糖は食品にさまざまな変化を与えてくれます。

☆砂糖の働き
砂糖は体にとってたいせつなエネルギー源です。
砂糖は、しょ糖と呼ばれ、炭水化物の一種です。
炭水化物は、蛋白質、脂肪と合わせて三大栄養素です。
体の中に入った砂糖は、ぶどう糖と果糖に分解され小腸に入り吸収されます。そのあと血中に
入り、全身の細胞膜に取り込まれ、酵素によりブドウ糖はやがて酸化分解され水と二酸化酸素に
なります。この過程で発生するエネルギーが細胞の生命活動を支えています。
砂糖は食べてから素早く血液中の糖分になるため疲労回復に即効性があります。
また脳や神経が働く時エネルギー源として利用できるのは砂糖などが分解してできる
ブドウ糖だけです。
子供たちが甘いものを好きなのも、私たちが疲れた時に甘いものがほしくなるのも、本能的に
甘さを求めお砂糖が人に必要なエネルギー源だからです。

☆肥満の原因?
砂糖のカロリーは3.8kcal/gで、これはご飯や麺類とほぼ同等の値です。
朝、昼、晩とお茶碗1杯づつのご飯を食べる人はいると思いますが、それを砂糖に置き換えて
食べるられるでしょうか。
異常なほどのダイエットブームの最中、砂糖イコール肥満になると考えている人がいますが、
これは誤りです。
肥満の原因はエネルギー消費量に対し、 過剰なエネルギー源を摂取するためです。
現在豊かな生活を送っている私たちは十分すぎるほど栄養をとっています。
肥満を防ぐためには、普段から適度な運動をし、いろいろな食品をバランス良く、かつ適量を
摂取することが大切です。
もし、砂糖が肥満に関係するといわれるとするならば、その最大の理由は、おいしくてつい
食べ過ぎる点にあるのかもしれません。
どんなに砂糖がよい食品でも食べ過ぎれば肥満や虫歯などを引き起こすことは事実です。
自分の適量を考えることが必要です。
肥満の他にも、糖尿病は砂糖が原因だと思われていますが、実際は遺伝や生活習慣、
ストレスによるものであり、砂糖のとりすぎから糖尿病になるわけではありません。
砂糖はエネルギー源としてとても重要な食品であり、砂糖の摂取を制限することは、からだや
神経にたいせつなエネルギー源を制限することにもなります。
子供の健康な成長にとっても、砂糖をバランスよく摂取することが必要なのです。
砂糖のとりすぎはこどもを過剰行動に走らせるといった説は、今や科学的に否定されており、
バランスのとれた砂糖の摂取は、脳を働かせ、生命を維持し、健康を守っていくのになくては
ならない必要なものなのです。